麹は、穀物に繁殖します。その繁殖時に、なんと100種類以上の酵素を作ります。
麹がもつ酵素は、こんなにスゴイ
酵素とは、たんぱく質の一種です。人の身体のなかで、合成・分解・排出・解毒など、さまざまな働きに関わっています。人間が生きていくのに欠かせないものなんです。
麹が作る酵素で、代表的なものが2つあります。
アミラーゼ
でんぷんを、ブドウ糖に分解する酵素です。
プロテアーゼ
たんぱく質をアミノ酸に分解する酵素です。
その他にも、脂肪分解するリパーゼ、食物繊維を分解するセルラーゼなどの酵素も作られます。
酵素を活きたまま身体に取り入れたいなら、麹に漬けた野菜や魚を生で食べましょう。加熱していても、酵素が食べ物を分解してくれているので、消化吸収しやすいんです。だから、身体がラクに食べ物を取り入れることができます。
麹は美肌効果もあり
麹菌には、メラニン色素を抑える効果があるといわれている、コウジ酸が含まれています。美白化粧水にも使われているんですよ。
その他にも、消化酵素が胃腸薬にも使われています。
麹には、身体を内側からキレイにする力があるんですね。
麹はビタミンも作るし、カラダ免疫力も上げてくれる
麹菌は、ビタミンB1、B2、B6、パントテン酸、ナイアシン、ビオチン、イノシトールなどのビタミン類を作ります。ビタミンB2は、肌や粘膜を保護する働きがありますよね。肌の代謝に関わるビタミンを作ってくれる麹は、女性の味方でもあります。
ビタミンB6は、脂質の代謝に効果があるので、ダイエットにも良いですね。
また、麹は、アミラーゼという酵素を作ります。アミラーゼは、でんぷんを分解して、オリゴ糖を作ります。オリゴ糖って、聞いたことありますよね? じつは善玉菌であるビフィズス菌の餌になる糖分なんです。その他、麹に含まれている食物繊維も、善玉菌の好物なんです。ビフィズス菌が増えると、どうなるかというと、免疫力があがるんです!
江戸時代の夏に、甘酒が飲まれていた理由とは?
江戸時代には、夏の暑さを乗り切るため、疲労回復のために、甘酒飲まれていました。現代では、甘酒は「飲む点滴」とも言われています。栄養価が高い甘酒は、江戸時代にも、多くの人々に愛された飲み物でした。
当時は、甘酒を売り歩く「甘酒屋」が夏の風物詩だったそうです!
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