我が家では、冬に食べたみかんの皮を捨てずに乾燥させ、パウダー状にしたものを常備しています。
さっと一振りすると、、、
みかんのさわやかな香りがプラスされて、「いつものお料理」が華やかになる感じ。
漢方でも使われる陳皮には、体を温める効果、美肌効果、健胃効果、抗炎症作用など、その他にも頼もしい効果がたくさん含まれているようです。
ここでは、そんな「陳皮の作り方、使い方」と「陳皮の効果、効能」をご紹介します。
陳皮の作り方
中国では、マンダリンオレンジの皮を1年以上日陰で乾燥させて作ったものを「陳皮」と呼ぶそうですが、手に入りやすい温州みかんの皮を乾燥させたもので代用可能です。
日本薬局方(厚生労働大臣が定め、公示する、日本の医薬品の基準規格書)でも陳皮は「温州みかん又はマンダリンオレンジの成熟した果皮」と定義されているそうです。
作り方・・・といっても至ってシンプル。
1 美味しくいただいた、温州みかんの皮をよく乾燥させます
2 ミルで細かく挽く
使用するみかんの皮はなるべく、農薬不使用(オーガニック)のみかんを使用しましょう。
もし、無農薬のみかんがどうしても手に入らない場合は、みかんを食べる前によく洗い、ヘタの周辺は農薬が溜まりやすいので、除去してから乾燥させます。
見た目にもワクワクするポップな色あいの陳皮。
陳皮の効果(効能)
陳皮にはリモネンやヘスペリジンという成分(ファイトケミカル)が含まれています。
リモネンとヘスペリジンの主な効能です!
主な効能は
・抗酸化作用
・精神安定作用(リラックス効果)
・血行促進=体を温める
・風邪やウィルスの予防効果
・花粉症など、アレルギー抑制効果
・骨粗しょう症予防
・健胃効果
・ダイエット効果
・去痰効果
・高血圧症の改善
・コレステロール値を低下させる効果
・脱毛抑制効果
陳皮には体を温め、風邪を予防する以外にも、色々な効能があるんですね!
何気なく捨てられてしまうみかんの皮。捨てるなんてもったいない!と思いませんか?
それでは、陳皮の使い方をご紹介したいと思います。
陳皮の使い方
日本では、七味唐辛子に陳皮が使われていますよね。
日本では、他にはこれといいて陳皮を料理に使う習慣はありませんが、ゆずは和食にしばしば使われることがありますよね。
みかんの皮はゆずの皮よりは主張しません。ほんのりみかんの香りがします。
料理にたくさん入れても苦味は気になりません!
基本的にゆずと相性の良いお料理はみかんの皮に置き換えて大丈夫そうです。
日本料理や中華料理だけではなく、意外と何にでも合わせやすいんですよ。
フレンチやイタリアンのサラダ、揚げ物の衣に混ぜたり。パウンドケーキやパン、クッキーに混ぜたり。
アレンジし放題!!
いつものメニューにパッと華やいだ香りがプラスされます。お肉やお魚の臭み取りにもなります。
モロッコ料理でも、オレンジの皮を使用することがありますが、陳皮で代用できますよね。
陳皮の使用量ですが、我が家では、お味噌汁に入れる場合は4人分で陳皮小さじ1杯くらい入れています。
みかんの皮ってなんだかとても苦そうってゆうイメージがありませんか?
意外や意外!柑橘の香りが感じられるくらい料理に入れても、全然苦くなりませんでした。
陳皮はスパイスとして食用に使う他、お風呂に入れて、入浴剤としても楽しめますよ。
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