ビタミン




英語表記:vitamin

ビタミンとは、微量で身体の様々な昨日を調整する、生命活動に必須の有機物です。

ビタミンと同様に、微量で身体の働きを調整する物質に、ホルモンがあります。しかし、ホルモンとビタミンには大きな違いがあります。

ビタミンは、体内で作り出すことができません。作られたとしても、充分な量ではありません。ホルモンは、体内で作られ、血液によって運ばれ、体中のさまざまな場所で働きます。しかしビタミンは、体内では作りだすことができず、食品から取る必要があります。

ただし、例外もあります。

ビタミンDは、紫外線に当たることで、皮膚でも作られます。また、ビタミンB6やビタミンKなどのように、腸内細菌によって身体の中で作られるものもあります。

ビタミンの種類

ビタミンとして、最初に発見された物質が「アミン」と呼ばれる構造をしていました。「生命の」という意味の「vital」と合わさって、vitamine=ビタミン、と名付けられました。その後、必ずしもアミンの構造をしたものだけではないと判明し、英語の綴りではeがとられてvitaminという表記になりました。

ビタミンは、A,B,C,Dなどとアルファベット順に名前がついています。原則として、発見された順です。ビタミンKは、その作用から名前がつけられています。ビタミンには多くの種類がありますが、大きく分けると、水溶性のものと脂質性のものとに分かれます。

腸内細菌が生成するビタミン

腸内細菌は、文字通り腸内の環境を良くします。排便をよくしたり、ビタミンを作ってくれたりもします。腸内細菌が作りだすビタミンでは、ビタミンKが有名です。最近は、パントテン酸などのビタミンB群も生成していることがわかってきました。

腸内環境が悪くなると、ビタミンも作られにくくなります。ある種の薬や抗生物質は腸内細菌を殺してしまうので、服用は気をつける必要があります。

水溶性ビタミン

ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビオチン、パンテトン酸)、ビタミンC

脂溶性ビタミン

ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE,ビタミンK

 

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