紫花豆(べにばないんげん):ダイエットの味方

紫花豆




紫花豆とは

いんげん豆の仲間で、正式には紅花隠元(べにばないんげん)という名前がついています。

メキシコ高原が原産地とされ、大航海時代に欧米に渡り、日本には江戸時代末期にやってきました。朱色の美しい花を咲かせることから、当時は主に観賞用だったそうです。

温暖な地域ではあまり実をつけない性質を持つことから、日本では主に東北や北海道で栽培されています。

実は多年草です。

紫花豆の栄養

主な栄養素 100gあたりの栄養価
たんぱく質 6.2g
脂質 0.6g
炭水化物 22.3g
食物繊維 7.6g
ビタミンB1 0.14mg
ビタミンB2 0.05mg
ナイアシン(B3) 0.4mg
パントテン酸(B5) 0.18mg
ビタミンB6 0.11mg
葉酸 23㎍
ビタミンE 0.2mg
ビタミンK 3㎍
カルシウム 28mg
リン 140mg
鉄分 1.6mg
マグネシウム 50mg
カリウム 440mg

紫花豆には肌や粘膜を整える働きがあるビタミンB1、ビタミンB2が多く含まれています。ダイエット中不足しがちなカルシウムや鉄分も豊富です。
豆類の中では脂質は少なめで、大豆の8割り程度というのも嬉しいポイントではないでしょうか。

紫色の皮にはポリフェノールの一種、アントシアニンが含まれており、抗酸化作用があります。

食物繊維はたっぷり、大豆の約7倍!便秘予防や、腸内環境の改善に効果が期待できそうです。

しかし、たんぱく質は豆類の中では少なめです。

紫花豆の栄養

存在感のある大きなお豆、紫花豆。

紫花豆はダイエットに最適?!

先にご紹介した、紫花豆に含まれる主な栄養素から見えてくるのは、紫花豆はダイエット中に意識して食べたいお豆ということ!

理由1 脂質が少ない

理由2 摂取した糖質をエネルギーに変える際に必要なビタミンB1が豊富に含まれる

理由3 貧血になりがちなダイエット中ですが、紫花豆には鉄分が多く含まれ、新しい赤血球を作るために必要な葉酸も含まれています。

理由4 豊富な食物繊維で腸内環境を改善することで、便秘解消!お肌もキレイにします。

理由5 大粒の豆は食べごたえがあり、他の豆では味わうことのできない満足感!

紫花豆の食べ方

紫花豆とかぼちゃのカレー

大きな紫花豆は、中まで浸水させるのにちょっと時間がかかります。

基本的な豆の煮方

1 さっと洗った紫花豆をたっぷりの水に1晩つけておきます。

※紫花豆は大きいぶん、たくさん水を給水します。また、豆によって、給水のスピードがまちまちなので、すべての豆がきちんと給水するまで2日くらいかかることも。気長に待って見守ってくださいね。

2 豆がいつも水をかぶっている状態になるよう、随時水を足しながら、豆が柔らかくなるまで煮ます。

普通は豆からアクが出てきたら煮こぼし(茹で汁を一旦捨てて、新しい水を入れ、再び煮る)を2回位行います。

私は、せっかくの栄養素をすべていただきたいので、煮こぼしません。煮こぼしをせず、そのまま煮ても、十分おいしくいただけますよ。

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