ウールの風合いを損なわない!毛糸&羊毛の洗い方・前処理・染め方のポイント

原毛と白い毛糸




草木染め前に必要な毛糸や羊毛の下処理・染め方のポイントなどをまとめてみました。
ウールの特性や洗い方のコツ、玉の毛糸をお家のあるもので「かせ」にする方法などを紹介します。

毛糸や羊毛などウールを染める場合、付着している油や汚れを落とすために1度洗いましょう。
といっても、ウールはとてもデリケートな素材なので洗濯機で洗うことはできません。

やわらかな風合いをキープするために洗い方にはいくつかコツがあるんです。

「お家でセーターを洗うと縮んでしまう(泣)」とお悩みの方は、ぜひ読んでみてくださいね。

ウール洗いの4つのポイント

  1. 中性洗剤を使う
  2. 洗いからすすぎまで30〜40度くらいで保つ
  3. 揉み洗いではなく、洗濯液の中で泳がせる
  4. 脱水はネットに入れて30秒

基本的にこの4つを守ればOKです。

中性洗剤を使う理由はウールやシルクなどの動物性の繊維はアルカリ性の液体に触れると、繊維の構成要素であるタンパク質が壊れてしまうからです。

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ウールを洗う時の温度ですが、30度以下ではウールに付着している油分が溶けにくく、汚れを落とすことができません。また、高温のお湯で洗ってしまうと、毛の表面にあるキューティクルのようなもの(スケール)が開き、縮みの原因となってしまいます。

また、お湯で洗っていたのに急に水に変えるなど、急な温度変化も縮みの原因となるので気をつけましょう。

長時間の脱水はフェルトを作るのと同じ!縮の原因になります。

羊毛(原毛)の前処理・洗い方のポイント

ザルに入った原毛

1. 40℃くらいのお湯に規定量の中性洗剤を入れて混ぜる。その中にザルに入れた羊毛10分くらい浸す原毛の前処理行程1

この時、軽くザルを動かす程度はOK。ただし揉み洗いはしない。

2,洗濯液からザルごと羊毛をだす。ボールに40℃くらいのお湯をいれ、ザルごと羊毛を入れてすすぐ
※これを2回繰りかえす

羊毛

この時も揉み洗いはNG! お湯の中でやさしく泳がせる程度にしましょう。

3,洗濯ネットに入れて、洗濯機で30秒脱水する

4,広げて乾燥させる

羊毛

枷(かせ)の作り方:染色前の毛糸の処理

毛糸

お店で毛糸を買ってくると、たいてい上の写真のような玉状になっていますよね。
染めるときは、この状態では中心部分まで均等に染めることができません。
枷(かせ)と呼ばれる輪っか状にして、一度洗ってから染める必要があります。

1,机の端、椅子の背もたれの上の部分などを使って糸をグルグルと巻く

毛糸の枷の作り方 行程1

2,糸で端っこを結ぶ
きつく結びすぎるとその部分だけ染まらないので、緩めに結ぶのがポイントです。
また、同じ毛糸で結ぶと染色後に結び目の区別がつきにくいので、毛糸とは違う素材の糸でまくといいですよ。

枷 行程2

3,両端の輪っかをもってグルグルのねじります。ねじり続けていると自然に下の写真のように真中からくるりとなってきます。
そしたら上の2つの輪っかの部分を糸で結びます。

枷行程3

まるで中尾彬さんのスカーフのよう

4,40℃くらいのぬるま湯に中性洗剤をいれ、10分くらい浸けておく

5,40℃くらいのぬるま湯ですすいでから洗濯ネットに入れ、洗濯機の脱水に30秒かける

6,乾燥させる
※すぐに染色に使う場合は乾燥させなくてOK

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