高きびとは
高きびはイネ科の植物で、熱帯アフリカ原産とされています。
日本では別名、蜀黍(モロコシ)、中国名のコーリャンとも呼ばれてきました。英語ではソルガム。
雑穀の中では粒が大きく、赤みがかったものが一般的ですが、ホワイトソルガムという白い品種も売られています。
インドでは、白い固定種が存在するようですが、日本で売られているホワイトソルガムは品種改良されてできたものが多いようです。
紀元前3000年ころからエチオピアやスーダンなどで栽培されていました。日本では、14世紀頃に栽培されていた記録が残っているそうです。現在は、アメリカ、中国、インド、メキシコ、アフリカ諸国などで多く生産されています。
乾燥に強く、米や麦が作れない土地でも育つのが特徴。
家畜の飼料用としての栽培が多いようですが、現在でも食用として育てている国も多く、穀物の栽培面積は世界5位だそうです。
ひえやあわなどの他の雑穀に比べると、煮えにくい特徴があります。そのため日本では、高きびを粉にして食べることが多かったようですね。
日本の昔話、「桃太郎」にもきび団子が登場しますよね♪
その他、意外な穂からほうきが作られたりもします。
女性の味方!高きびの栄養
高キビは、マグネシウム、鉄分、食物繊維が多く含まれています。
貧血や便秘の解消、美肌などを応援してくれる食べ物ですね。女性の味方!
必須アミノ酸や、糖や脂肪をエネルギーに変換するビタミンB群も豊富です。
高きびの味、食べ方
高きびは、炊くとぱらぱらにはならず、もっちり。
つぶつぶ感はしっかりと残っていて、炊いたそば実の食感にも煮ています。噛んでいくと最後に高きびの表皮が口に残ります。
味はもち米にうっすら香ばしい高きびの風味がある程度で、苦味や渋みなどは感じられません。
高きびの使い方は多種多様です。
もっちりした性質を活かして、お団子に!
見た目や食感がひき肉っぽいので、ハンバーグやミートソース等、お肉の代わりに!
まペースト状にして、カカオやキャロブ粉と混ぜるとチョコレートの代わりに!
高きびを粉にして、小麦粉の代わりに!
インドのマハーラシュトラ州やカルナタカ州では高きびのロティ(jowar roti)が存在します。
小麦粉で作る一般的なロティのように、冷めても固くなりにくく、グルテンフリーの絶品ロティができますよ!
「さて、今日は高きびで何作ろうかな??」
高きびを使ったレシピ
高きびミートソースの作り方雑穀(高きびともち粟の)ラザニア
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