きゅうりのタネとり。コツをおさえれば難しいことはありません。
植物は土地や気候に順化(順応)できる存在。自家採種を続けることで、病害虫に強い、あなたの畑にぴったりきゅうりと出会えることでしょう。
それでは早速、きゅうりの採種方法を見ていきましょう。
きゅうりの種取りに必要な道具
ボウル
ザル
大きめのスプーン
包丁
きゅうりの種取りの方法
1.黄色くなってから収穫したきゅうりを1〜2週間風通しのよい日陰に置いておく
↑上の写真のように全体が黄色くなってから収穫しましょう。緑色のきゅうりが熟すると上のように太く、黄色く変化します。
2.きゅうりの上部(ツルと繋がっていたヘタの部分)から3分の1は切り落とす
上の方には成熟したタネが入っていないためです。
3.縦にに包丁で切り込みを入れ、きゅうりを半分に割る
このとき、なるべくきゅうりのタネを傷つけないように注意しましょう。
4.スプーンなどでタネをゼリーごとボウルの中に掻き出す
5.取れる範囲でワタの部分をとり、ビニール袋に入れ、1〜2日置いておく
直射日光の当たらない場所で保管します。タネの周りのゼリー質を溶かすための行程です。保管場所の温度によって、ゼリー質が溶解する速度が異なります。気温が高い場合は早めにチェックした方がよいでしょう。
6.ゼリー質が溶けた種をザルに入れ水洗いする
このとき、浮いてきた薄っぺらいタネは発芽しない、未成熟のもの。未成熟の種と半透明のゼリー質は水と一緒に流し、下に沈んでいるタネだけを残すように何回か水洗いを繰り返します。
7.成熟した種だけになったら、よく乾燥させます
8.選別
手のひらに乗っているのは未成熟の種。水洗いのときに選別しきれていない未成熟の種はこのとき選別します。
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