ディスポンは染色材料やレザークラフト商品を販売している会社、SEIWAが販売している濃染剤のことです。ディスポン以外にも「濃染剤カラーアップ」などという商品もあります。
綿や麻など植物性の素材は色が定着しにくいため、染色前の処理を行うのが一般的です。
豆乳のタンパク質を染み込ませるタンパク処理の方法もありますが、染めムラの原因になってしまうことが悩みの種でした。
濃染剤を使用すると染めムラが少なくなるだけではなく、豆乳で処理したよりも濃く染めることができるのです。
それではディスポンを使った下処理をレポートしていきたいと思います。
ディスポンによる下処理に必要な物
- ディスポン
- 染色用の鍋
- 菜箸
- バケツやボウルなど
- 肌が弱い人はゴム手袋
ディスポンの使い方
ディスポンの使い方は以下の2ステップ。豆乳処理よりかなり短時間で処理ができます。
1.80〜90℃の熱湯に1リットルにディスポンを3〜4ml入れ、布などを20分くらいゆらゆらと動かします。
2.水で洗いする。
ディスポンによる下処理のレポート
今回ディスポンを使って下処理したのは、子ども用のTシャツ1枚と大きめのハンカチ1枚。
1.染色用のお鍋に3Lの水を入れ、ふつふつしてきたら火を止めます。
ディスポンは10ml入れ、よくかき混ぜました。
2.水に浸し、軽くしぼったTシャツとハンカチを投入
3.水で洗う
水で洗ったら乾かす必要はなく、そのまま草木染めに使用してOK
ディスポンとは
ディスポンの成分は特殊カオチン性高分子というものです。
要はカオチンは陽イオンのことらしく、商品の販売会社SEIWAに教えていただいたのですが、環境や肌への負担は特にないそうです。
使用後の液体も普通に流してしまってよいそうです。
私も素手でディスポン液に触れましたが、肌荒れなどは見られず特に問題ありませんでした。
しかし、肌が弱い方などはゴム手袋などの着用をおすすめします。
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