寒くなってくると同時に気になるのが乾燥。
暖房による乾燥や水仕事などで、あかぎれや手がガサガサに・・・
そんなダメージを受けたお肌を優しくケアするハンドクリームを手作りしてみませんか?
作り方は簡単!材料を溶かして混ぜ合わせればできあがり。
難しいことは何ひとつありません。
無添加なので日持ちはしませんが、そのぶん肌にやさしいクリームができますよ。
使用するオイル、エッセンシャルオイルは自分の好きなものをチョイスして、オリジナルのハンドクリームを作ってみてくださいね。
みつろうハンドクリームの材料
お好みのオイル ・・・ 大さじ3
みつろう ・・・ 4〜5g
※みつろうは多くすると固く、少なくすると柔らかいクリームが出来上がります。
お好みのエッセンシャルオイル ・・・ 3〜5滴 (入れなくてもok)
みつろうハンドクリームの作り方
1 お湯を沸かす (みつろうが大きな塊の場合、溶けづらいので小さく砕いておく)
2 材料を計量し、清潔なビンの中に入れる。 (エッセンシャルオイル以外)
3 湯煎にかけ、時々かき混ぜる。すべての材料が溶け、混ざったら湯煎からビンを取り出す。
エッセンシャルオイルを入れる場合はこのタイミングで入れ、混ぜる。
また、熱に弱い性質のあるオイルはなるべく最後の方に加えましょう。
みつろうの効能、選び方のポイント
出典 Pixabey
みつろうは、古代ローマでは天然の抗生物質として。
エジプトではミイラのコーティングに使用されるなど、昔から効能を認められ、使用されてきました。
みつろうはハチが分泌するロウ(蝋)と、花粉、プロポリスが混ざったものです。
主な効能
- 抗菌作用
- 抗炎症作用
- 保湿効果
- 肌を柔らかくする効果
みつろうに含まれているプロポリスは、ミツバチが木の芽や樹液から集められて物質で、ミツバチの巣を細菌から守る働きをしています。
プロポリスには、20〜30種類のフラボノイド(ポリフェノール)、肌や粘膜の再生を助けるビタミンBなどが含まれています。
このプロポリスがみつろうの主な効能の元になっているようです。
みつろう精製と未精製の違い、選び方のポイント
上のみつろうの写真は左側が未精製、右側が精製されたものです。
茶色っぽい、未精製のみつろうには、花粉やプロポリスなどが多く含まれています。
しかし、まれにアレルギー反応を起こす人もいるようなので、注意が必要ですね。
精製された、白いみつろうには、プロポリスなどの有効成分は少なくなってしまいますが、アレルギーが起こりにくいというメリットがあります。
ただ、みつろうは精製する際に、石油系化学薬品を使う場合があるそうです。
石油系の溶剤はオーガニック認証のある商品では使うことができない規定になっているので、気になる方はオーガニック認証のある商品が安心ですね。
オーガニック認証がなくても、白土と活性炭を使って精製したみつろうを販売しているところもあります。
みつろうを選ぶ際にもう一つ気になるのが、農薬や抗生物質の残留です。
日本では、抗生物質の残留に対しての基準値を設けています。
しかし、日本各地で幅広く使用され、日本ミツバチの失踪や、人間の健康をも害するのではと危惧されている、ネオニコチノイド系農薬。
一方EUでは、ミツバチへの抗生物質の投与は禁止されています。
ネオニコチノイドはEUやカナダ、オーストラリアなど、多くの先進国で禁止に向けての措置がとられています。
しかし、日本では規制への第一歩はまだ踏み込まれていない現状です。
悲しいですよね。いつかオーガニックが当たり前の世界が訪れますように・・・
コメントを残す